ローマの平日 versione blog

ジェラートは夜中に食べる。

「さぁて、涼しくなってきたことだし、ジェラートでも食べに行くか！」

と、言って出かけるのは、たいてい22時を過ぎています。
昨夜も、23時頃ジェラートを食べに行きました。
行くのは、いつも「ジョリッティ・ア・テスタッチオ」という、
ローマの下町テスタッチオにあるバール。

夜でも、お風呂上りみたいな気の抜けた格好のロマーニ（ローマ人）が集い、こぞってジェラートを食べる店。
私もシャンプーした生乾きの髪にタンクトップに麻のヘロヘロのパンツにサンダルといういでたちで参加。さすがにブ○はしていくんですが、皆に「暑い！」と言われるんですよねえ・・・。さすがにそれはちょっと・・・と、慎みを忘れられない日本人。
まあ、肉厚の腹を出しながら、夜中にジェラートを食べてる段階で、すでに忘れ去られているような慎みですが。

ジェラートは、真昼間に食べるもんじゃない。と生粋のローマ二は言います。
なぜなら、炎天下の中で食べるとすぐ溶けちゃって、味わえないから。
（ついでに、冷房の中で食べるジェラートに意味はないらしい）
ははあ、なるほど。
つまり、夜中に地元人が集まっているジェラート屋は味わうべき味のジェラートを出す店とも言えるわけでございます。

ローマの下町テスタッチオの「ジョリッティ・ア・テスタッチオ」は、有名なパンテオン側の「ジョリッティ」と同じ名前ですが「一緒にしてくれるなっ」とご店主も言うように、まったく違って（！）シンプルでさらりと後味の軽い旨いジェラートを出す店です。

ちなみに、イタリアの朝ごはんは、甘いカフェのカキ氷グラニータ・ディ・カッフェ！

今日のローマは・・・42度！ぎゃっ！

あ、あづい・・・・。
今日のローマの最高気温は36度。
そして、体感温度は、42度。
そういえば、入浴の設定温度って38～42度くらいじゃなかったかしらん。
お風呂より暑いローマ。
（参考/イタリアの今日のお天気）

そんな日は、雨戸セッランダserranda(もしくは、ペルシアーナpersiana)をがっちり締め切り、窓も閉めます。
直射日光＆熱風を家に入れてはいかんのです。

家のベランダで育ているバジリコは、この暑さでぐんぐん育ってます。摘めば出る、摘めば出る出るという具合。唯一、この暑さを喜んでいる生物です。

イタリアには、「合わせ鏡」が一杯あります。

イタリアには（っていうか、ヨーロッパには）、日本では禁止（？）の合わせ鏡がいっぱいあります。

貴族のお住まいなんかだと、応接サロンにはたいてい、向かい合わせに鏡がかかっていて、なんだか、見ては行けないところ（ってどこ？）まで映っていそうで、コワイったらありません。
「この鏡、1800年代のものなのよ～」なんて自慢気に鏡の歴史を話されても、まったく素敵だと思えない臆病者の私。
古ければ古いほど、コワイ。
合わせ鏡に映った鏡の道を通って、昔の貴族が出てきちゃいそう。

とあるホテルに取材に行きました。
このホテルは、廊下に延々「合わせ鏡」が続きます。しつこいくらい。
まあ、でも新しい鏡なので、許せる範囲です。

勇気を出して（？）どこまで映るか試してみました。
13番目までは、数えられませんでした。
・・・よかった。
13番目に死ぬときの顔が映るとかって、言いません？
小学生並みの話ですみません。

ミラノサローネにも出展した「さとし君」の作品

昨晩、ミラノでデザイナーとして活躍する「あさみさとし」君の作品が展示されるイベントに行ってきました。

さとし君は、私がローマにきたばかりのとき、同じ語学学校に通った仲間の1人。ミラノに拠点を移してがんばってます。イタリア人デザイナー集団のグループ展ででしたが、ワタシ的にはさとし君のランプ、一番「いいんじゃな～い？！」って感じでした。


いやあ、いいですね。がんばってますよ、日本人！

これがさとし君の作品。
ベッドサイドにおいて、こんな風に本を立てておきます。

で、寝る前に、ちょっと本でも読もうかな～となって、本を引き出すと・・・あらあら、ランプも倒れてきちゃう！

と、思ったら、斜めになるとカチッ！と電気がつくしくみ。

カワイイでしょ。（出演/さとし君本人）
ちなみに、まだ商品化されてません。「欲しい！」と思われた方、メールください。


ローマの再開発地区オスティエンセにある「RASHOMON」というクラブで行われたイベントでした。夜な夜なローマ人が集まるクラブです。

エガーディ諸島のファヴィニャーナ島

シチリアの周辺には、エオリア諸島、エガーディ諸島、パンテレリア島、ランペドゥーサ島などなど、美しい小島が浮かんでいます。

エガーディ諸島、ファヴィニャーナ島の海。
遠くに見えるのは、イタリア人のバカンスで人気の島、マリッティマ島。

島のあちらこちらに、古代ローマ人の石切り場が、切り跡もそのままに残されています。圧巻ですよ。2000年もそのままになってるんだから。

この島は、マグロ漁でも有名な島。5月後半から6月には、島の近くまで来るマグロの群れを、仕掛け網で引き上げるマッタンツァという漁が行われます。泊まったホテルにも、マグロが・・・。マグロ好きのオーナー（北イタリア人）が、デザインしたマグロのロゴです。

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