絶対グラフィック？！

耳に入る音が五線譜上の音階に解析されてしまう
「絶対音感」というものがありますが、
目に入る映像がすべてグラフィックになってしまう人もいて、
それは、言うなればきっと「絶対グラフィック」。

私の大好きな友達の一人、建築家のＴさんが「それ」。

Ｔさんが、とある夜中仕事の合間にゴハンを食べに行ったとき、
小鉢に盛られた鍋の表面に浮いた油が、
天井を映しこんでいてキレイだったんで思わず携帯でパチリ。
としたのがこの写真。


小鉢に円く浮かぶ油の小さいのから大きいのまでが、
それぞれに天井を映していて、
おまけに、小鉢全体もその天井を映していて、
美しいグラフィックを描いていたそうである。

仕事に疲れた夜中の一人ゴハン中に、
小鍋に浮かんだ美しいグラフィックアートを見つけて、
「おっ？！」とか言いながら携帯で撮影してる姿を想像すると、
笑える、というか魅力的。

映画を見に行っても、その映像のグラフィックに目が奪われて、
ストーリーとかあんまり追えない。んだそうで、
それはきっと「絶対グラフィック」ってヤツなんじゃない？！
などと気付いたわけです。
（っていうか、そんなのあるのかわかりませんが）

といった話をぼんやりしながら飲めるＴさんとの飲みは、
ホントに楽しい。かなり、いろんな発見もあるし。
この人は、イタリアや他の国でもご活躍のせいか、
広い視野を持ちながらも、その中の「自分の興味」を中心に生きているので、
考え方が世間にしばられてなくて、視点が自由でよいのです。

ぼんやりモヒート飲みながら、「じゃ、ネガにしてみますか。」と、
変換してみた写真も美しい。


しかし、先ごろの携帯はスゴイ機能がいっぱいついてるんですねぇ。

先日行った水族館で撮ったカメ・・・

も、ネガにしてみました。

ひ～、カメ、カッコイイ！

サイズの調整の仕方が今ひとつわからず、携帯画面サイズ（苦笑）。
「カメは、和む！」と、Ｔさんの携帯待ち受けにしていただきました。


ピンキー画伯は、「絶対カラー」の人で、
見る色すべてが「この緑には△△な赤が少し混ざってる」とか、
「この茶色には実は少し□□という緑が混ざっている」とか、
日常の暮らし中に見える色をやたらに解析してウルサイ。
Ｔさんも旧彼女にウザがられていたらしい。
一緒にいるとかなりウザイんですよね、「絶対●●」の人（笑）。
まあ、クリエイターはそれでしかるべしなのかもですが。






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