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まだまだバカンスムードの覚めやらないローマですが、 ナヴォーナ広場の裏路地から細く見える青空も、 柔らかくなって秋の気配。 涼しくて過ごしやすいのですが、何しろ、乾燥が激しい! 日焼け止めを塗った肌はカサカサ・・・くっ。 さて、昨夜の話題で一番面白かったのは、 「ニューヨークには、アルテ・ディ・コンヴェルサツィオーネがない。」と言う話。 アルテ・ディ・コンベルサツィーネ? 直訳すれば、会話の芸術。おしゃべりアート。 つまり、会話の妙を楽しむってことでしょうか。 私を除くラテン民族の皆さんは、「うーむ。」と深くうなずいてました。 フランス人の彼の仕事のために、 新婚生活と子育てをニューヨークで余儀なくされているローマ人の奥様の嘆き。 「ふらりと行き着けのバールに入って、 カフェを飲みながらたわいもないおしゃべりをするってことが、 ないのよ。」 ゆったりと美味しいカフェを飲みながら、 (本当に)たわいもないことに喧々諤々とする時間。 シニカルなものの見方やアイロニーのある表現を交えた、 エスプリの効いた冗談を交わし合う、 生産性のない会話にこそ、芸術性がある・・・・。 そういういかにも「油を売っている」ような時間と会話が、 彼らにとっては、とっても大事なことなんだそうな。 (ローマ人のエスプリの効いた冗談は、ついぞ聞いたことがありませんが。) フランス人の彼が、 「ところで、フランス人はねーお茶を飲みながら、芸術や歴史や政治について、 話すのが好きだけど、日本人はどう?」と聞くので、 「うーん。そうだな~。政治は最近話題かな~。 それと、仕事の話・・・主にグチだけど・・・。 仕事や会社の人間関係とか・・・かな~。」と言うと、 「え?!それは東京だからだよね?京都の人もそうなの?」だって。 とても京都の人々に対するポジティブな偏見があるようです。 「じゃあ、アルゼンチンはどう?」 「もちろん、政治動向の話(そりゃそうだ)。 それと・・・サッカー!」 サッカーの話に熱くなるのは、イタリアの比ではないそうです。さすがです。 ブラジル人が混ざると乱闘になるそうな。 このフランス人の彼は、とってもおしゃべり上手で、 テーブルが盛り上がるように、いろいろ話題を持ち出してくれます。 これも社交マナーなんですね。 おしゃべりを日々楽しみたい人は、ぜひラテンの国々へ! たまには無口なイタリア人もいますが、ものすごいレアケース。 しゃべってるか、もし会話が途切れたら歌い出します。 イタリア人の場合は、社交マナーというより、 とにかく好き勝手にしゃべるしゃべるて感じだから、 話題を振られるのを待っていると一生しゃべれませんが・・・。 クリックありがとうございまーす。 今日もカチッとクリックお願いしま~す。
by sawabonroma
| 2007-09-02 01:11
| ためになる?!イタリア人の教訓
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