パリオリのカフェにて、パリオリーニのカップル考察。

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ローマの北の方にパリオリというスノッブなエリアがあります。
そこの住人はパリオリーニと呼ばれ、
ロマーニとは一線を画す存在。
かつてのシロガネーゼのようなものです。

一方、下町テスタッチオなんかはテスタッチーナだもんね。
呼び名もちょっぴりがらっぱちな香りでしょ？

さて、そんなパリオリの広場エウクリーデに面して、
伝説のカフェ（といわれる）カフェ・エウクリーデがあります。

ドルチェ・ビータな時代に一世を風靡したカフェで、
ローマドルチェの「ミモザ」発祥の地としても知られます。
昨年（おととしだった？）リニューアルオープンして、
「へーローマにも、こんなミラノっぽいところがあるんだ、ふーん。」的な
カフェ＆バール＆エノテカ＆リストランテになりました。

正直に行って、ドルチェ、そんなに美味しくないんだけど、
なんとなくパリオリ詣出のついでには寄ってしまうカフェ。
（ランチは美味しいです。）
普段、私の暮らすピラミデ・テスタッチオの下町界隈では見られない、
意外なローマ人＝パリオリーニの観察もできるし。
ホラ、こんな若いカップルもブルジョアジーの退廃的な香りを漂わせてます。

彼の方は、パパは弁護士だから僕もいずれ弁護士だしー風で、
彼女の方は、パパもママも遊びが忘れられない世代のパリオリーニだけに、
それぞれのプライベートに忙しくって、誰も私のことわかってくれないから、
歯の矯正もしてるんだけど、タバコだって吸っちゃっうんだから風。
で、下町には絶対いないミラノ風のスレンダーなボディはちょっと拒食症気味。

って感じじゃない？なんていいながら、お茶をするわけです。
なーんて、失礼にも程があるわね。オホホ。

ローマにお出かけの際は、こんなローマも見に行ってみてくださいね。




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